本日は、「行財政改革・夢づくり等特別委員会」の県内調査。
議事堂を出発し、伊島にある生涯学習センターへ。指定管理者が施設の維持管理や貸室などの利用許可を行っています。
利用者はそこそこいらっしゃるのですが、美術教室やパソコン教室などは利用が少なく、随分もったいない感じでした。「生涯学習」なのですから、自主事業などの企画が期待されるところです。
移動して吉備中央町へ。
昼食は、吉備高原都市のど真ん中「きびプラザ」にあるイタリアンレストラン「Italiano Luce」でいただきました。正直それほど期待してはいなかったのですが(失礼!)、野菜も地元産を使い、素材にこだわった美味しいランチでした。デザートもbuono!
昨年オープンとのことですが、調べたらホームページもありました。スイーツにもこだわっているようです。
午後からは吉備高原都市の中にある2施設を調査。
まずは「生物化学研究所」。昔「バイオテクノロジー研究所」と言っていましたが、移転して今の名前に。
実は行革のあおりで21年度から研究費が半減してしまったのですが、研究課題を絞り、外部資金を獲得するなど何とか頑張っていただいています。
ここの研究で有名なのは、医薬品などに使われる「グルタチオン」を肥料のように使う栽培方法で、作物の収量を約4割増やすことに成功したこと。また、この物質は二酸化炭素の吸収力が高まるため、樹木に利用できれば温暖化対策にも期待できるそうで、既にオーストラリアなどで実証試験も行っているとのこと。今後の展開が期待できます。
最後は「吉備の里」。
身体と知的の入所や通所施設で、もとは県立でしたが、財政構造改革の一環で民間譲渡され、社会福祉法人が経営しています。
就労継続B型の貸おしぼり加工作業などを見せていただきました。
岡山・倉敷などから運ばれたオシボリを、3機(50kg,100kg,100kg)の洗濯機をフル稼働させ洗濯。ベルトコンベアで運ばれたオシボリを包装機に入れていく作業が中心です。
皆さん手際よく、黙々と作業に取り組んでいるのが印象的でした。
それでも平均工賃は一人当たり月2万円に届きません。
相変わらず課題は山積み。そう思いました。
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