新しい年に
新年も明けてから早2週間。
昨年は「辛卯(かのとう)」の年でした。震災によって、まさに「しんぼう」の年になってしまったわけですが、今年は「壬辰(みずのえたつ)」。
前回の壬辰の年は60年前の1952年。GHQが廃止され、日本が主権を回復し日米安保が発効した年です。朝鮮戦争の真っ最中で、いわゆる血のメーデー事件や吹田事件などが起き、世の中はまだ落ち着かない時代でした。公職選挙法制定後初の解散・総選挙が行われたのもこの年です。
そして今年。
民主党政権は重大な局面に立たされています。しっかり国民の皆さんの思いを実行して、信頼を回復させることが出来るのか否か。皆さんの判断をいただかなければならない時期も近いように感じます。
年末年始で、多くの皆さんのご意見を伺う機会がありました。民主党は全くダメだという方もいますが、なお民主党に期待をいただいている皆さんも多くいらっしゃいます。
地方からもしっかり声を挙げてくれ、とも言われました。
大阪の動きをどう思うかとも聞かれます。
私は「郵政改革」の時のことを引き合いに出しながら、大阪都構想だけで生活が良くなるわけではないし、「ワンフレーズ」で社会の問題が解決するわけもなく、あの時と同じではないかということを申し上げています。果たして大阪「府」は良くなったのかとも。
「ぶっ壊す」と言ってから、色んなものが壊れたままになり、不安を解消できない現状を目の当たりにすると、懲りたはずなのに、なぜ再び期待するのか、正直理解できません。
時に派手に見えても、政治は地道な営みがあってこそ成り立つものだと思っています。
いずれにせよ、皆様の期待にこたえるべく、今年も地道にやるしかありません。改めてそう思う新年でした。(ブログの更新も・・・です。)
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